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おそろしく頭でっかちな三階建の下宿屋
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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店・建物の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......稼いでいる、縁遠そうな娘さんなり。いい人だ。彼女に紹介状をもらって、××女性新聞社に行く。本郷の追分で降りて、ブリキの塀 をくねくね曲ると、緑のペンキの脱落した、おそろしく頭でっかちな三階建の下宿屋の軒に、螢 程の小さい字で社名が出ていた。まるで心太 を流すよりも安々と女記者になりすました私は、汚れた緑のペンキも最早何でもないと思った。 昼。 下宿の昼食をもら......
単語の意味
頭でっかち(あたまでっかち)
頭でっかち・・・1.体にくらべ頭が大きすぎて、不釣り合いなさま。
2.知識や理論ばかり頭に詰め込んで、行動が伴わないこと。理屈ばかりをいって、実行が伴わないこと。また、そういう人やそのさま。
2.知識や理論ばかり頭に詰め込んで、行動が伴わないこと。理屈ばかりをいって、実行が伴わないこと。また、そういう人やそのさま。
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店・建物の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その隣は細長い画廊で、そこだけ空気が跡切れたように人影がない。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
まるでやる気のないそば屋があった。 店頭の食品サンプルは、すっかり陽にやけて色あせ、ザルソバにも天丼にもうっすらとホコリがかぶっている。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon
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十ほどあるその窓のあるものは明るくあるものは暗く閉 ざされている。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
(表札)能筆が自慢の重役が贈ってくれた大きな表札は、雨風に 晒されささくれて、履き古しの下駄に見えた。
向田邦子 / はめ殺し窓「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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