村落の茅家(あばらや)はことごとく落葉を抬(もた)げて出た茸(きのこ)のような小さな悲惨な物
長塚 節 / 土 作品を確認(amazon)
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粗末な建物
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単語の意味
悲惨(ひさん)
荒ら屋(あばらや)
村落(そんらく)
悲惨・・・気持ちが耐えられないほど痛ましいこと。また、そのさま。
荒ら屋・・・1.ぼろぼろに壊れかかった家。人が住むことなく、荒れ果てた家。
2.自分の家をへりくだって言う語。
2.自分の家をへりくだって言う語。
村落・・・村のこと。この場合「落」も「村」と同義。
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粗末な建物の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
二階で少し烈しく歩くと 家 が揺れた。そして誰か下の部屋で新聞でも 展 げていれば、その上にバラバラと音がして天井のごみが落ちて来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
鉄の扉は何度も塗りなおされたあとで、あきらめて放り出されていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「家・建物」カテゴリからランダム5
医院の玄関にはカーテンが引かれてあった。休日のため診療を休んでいるというふうではない。長期間ドアの開閉がなされていないらしく下の隙間には砂埃がたまり、上の庇にはところどころクモの巣がはられていた。長期にわたる休業、あるいは廃業の気配が、玄関付近だけでなく、建物全体に色濃く漂っている。
鈴木 光司 / らせん amazon
(建て増しを繰り返した建物)建て増しを繰り返したせいで造りは入り組んでいて、外からでも建物全体の形をつかむことができなかった。中はもっと複雑で、曲がりくねった廊下がだらだらと続き、あちこちに小さな段差があった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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