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傘のない電燈が馬鹿にくらい。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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室内の闇・部屋が暗い
蛍光灯・屋内のあかり
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前後の文章を含んだ引用
......ます。だから、私はころされた大杉栄 が好きなのです。 広い部屋。暗い床の間に切り口の白い本が少し積み重ねてある。シタンの机が一つ。暑くるしいのに障子が閉めてある。傘のない電燈が馬鹿にくらい。 遠くに離れて坐っているので、生田さんは馬鹿に細っこく見える。四十位のひとだと思う。 何と云う事もなく、生田春月と云うひとを尋ねるべきだったと思う。婆やさんみた......
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室内の闇・部屋が暗いの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
襖をたてると昼間でも黄昏のように暗い部屋だった。
林 芙美子 / 河沙魚「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
(消灯した部屋でDVD鑑賞)パソコンの小さく発光する画面は、自宅のテレビで見ている時よりも、むしろ映画館にいる時のような没入感をもたらした。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
診察室をのぞくことができた。先生も看護婦もいなかった。そこは放課後の理科室のように薄暗かった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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蛍光灯・屋内のあかりの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
段を踏みしめる度に、階段の上の橙色の電球は、線香花火の火のように細かく震える。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
蛍光灯の明かりは弱々しく薄暗い。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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「室内のようす」カテゴリからランダム5
広間の周囲の空気からは、ここはエアポケットに陥ったように感ぜられつつある。
岡本かの子 / 母子叙情
トランクのロックが低い音を立てて外れた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
荒れた狭い庭の柿の木には霜を置いたような小粒な渋柿がいくつか実っていた。
林 芙美子 / 浮雲 amazon
窓の外は落ち着いた深い暗闇で、この部屋だけがけばけばしいほどに明るい。彼がうがいをしたりわたしが冷蔵庫を閉めたりする音が、その明るさにぶつかって部屋中に散らばっていった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
(傾いた陽)冬陽は郵便受のなかへまで射しこむ。
梶井基次郎 / 冬の日
「光と影」カテゴリからランダム5
眼前が、ちょうどトンネルから抜け出してでも来たかのように明るく感じられた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
懐中電灯代わりにスマフォのライトを点けた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
薬指で遠慮なく光る指輪
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
四畳半の寝室に電気スタンドが淡い光を拡げている。光は天井にまで届いておぼろな同心の影を浮かしている。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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