諦念の響きさえある声
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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諦める
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前後の文章を含んだ引用
......現実的に考えられる? それがこの関係のための正しい答えなのかしら?」 打算的だとは自覚しながらも、洋子はそれを確かめてみずにはいられなかった。 蒔野は、ほとんど諦念の響きさえある声で、少し間を置いてから言った。「洋子さんを愛してしまってるというのも、俺の人生の現実なんだよ。洋子さんを愛さなかった俺というのは、もうどこにも存在しない、非現実......
単語の意味
諦念(ていねん)
諦念・・・あきらめること、その気持ち。また、明らかに認めること。道理を悟る心。
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どうにもなるものではないという苦い諦めが胸に覆いかぶさってくる。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
希望の後には宛(さなが)ら二番芽が吹くように諦めが吹くのである。
和田伝 / 沃土「和田伝全集 第2巻」に収録 amazon
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日ごろあれほどかわいがってやっているのに、……憎さは一倍だった。
有島武郎 / 或る女
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