窓のない廊下は曖昧な明るさだった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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廊下・通路
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前後の文章を含んだ引用
...... 仕方ありませんねえ。薪割ってきましょう。」 看護婦は黙ってうなずいていた。 エレベーターを降りると、両側に同じ扉が並んでいた。さえの部屋は奥から二つめだった。窓のない廊下は曖昧な明るさだった。ヒールの音が廊下の先まで一直線に響いた。ここに来るまでの間、さえがどんな様子でいるのか、ずっと気になっていた。急に変ってしまうはずもないのだけれど、わたしとの生......
単語の意味
曖昧(あいまい)
曖昧・・・はっきりしないこと。明確さに欠けるさま。「曖」も「昧」も訓読みで「くら(い)」と読める。
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(渡り廊下)渡り廊下は仲たがいするものを握手させるかのように、六階建てビルの四階同士をつないでいる。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女
寄宿舎のように長い廊下が一本、横に貫いていて
林 芙美子 / 清貧の書 amazon
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重竜は外の 暗闇 に顔を向けていたが、その表情はくっきりとガラス窓に映っていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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