TOP > 風景表現 > 地上・陸地 > 荒野・荒れた土地


カテゴリ検索 単語の意味
野ざらしにされた白いベンチが朽ちかかっている。敷き詰められたタイルの目地からは、濃い緑色の雑草が我が物顔で伸びている。  飼い主の手を離れて、野生化した時間の群れ。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
荒野・荒れた土地
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ながら、椰子の木が生い茂る広大な庭園プールをぼんやりと見下ろした。 典型的な高級リゾート・ホテルの造り。三つの円を組み合わせた凝ったデザインのプールの傍らでは、野ざらしにされた白いベンチが朽ちかかっている。敷き詰められたタイルの目地からは、濃い緑色の雑草が我が物顔で伸びている。 飼い主の手を離れて、野生化した時間の群れ。かつてはその一帯に、推理小説でも読みながら、ピニャコラーダを飲み、肌を焼く人々が溢れていたのだった。「警備会社が一番楽に稼ぐ方法は、危険だと言って、我々をここに......
単語の意味
我が物顔(わがものがお)
我が物顔・・・いかにも、自分の所有物であるといった顔つきや態度。
ここに意味を表示
荒野・荒れた土地の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
雑音のはげしい東京
林芙美子 / 新版 放浪記
久留米で育った人だから川魚が好きだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分