TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜のしじま(静けさ)
時計の音が深夜の台所に響いている。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夜のしじま(静けさ)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......は堪え性のない自分を嫌悪した。耐えればよかった。彼は心から後悔した。あの鼻持ちならない態度など、彼女が自分に与える快楽を思えば、取るに足りないことであるのに。 時計の音が深夜の台所に響いている。ティエンは意を決して立ち上がり、ベッドルームのドアを開けた。 毛布は相変らず小さな塊りを作っていた。 ティエンが再びベッドに腰を降ろすと、シーツはサユリの大量の......
単語の意味
深夜(しんや)
深夜・・・真夜中。夜更け。深更(しんこう)。
ここに意味を表示
夜のしじま(静けさ)の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
陰鬱な静けさが一枚の黒い大きな布のように降りてくる
森 瑤子 / 傷 amazon
夜が深くなっていた。ふくろうが鳴くわけでも、コオロギが羽根を擦る音が鳴るわけでもなく、島中がただ単純に呼吸を抑えていくようだった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
あたりは静かで、世界中で目を覚ましているのは(私たち)二人きりのよう
五木 寛之 / 海を見ていたジョニー amazon
もう太陽の光が残っていない公園の静けさに、笑い声はすっと吸い込まれていく。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
暮色に包まれて黒ずんでいく競技場
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
部屋の中の家具に塗ってあるニスが濡れ色になって来て、銀色の金具は冷たく曇った。もうたそがれだ。
岡本かの子 / 巴里祭
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ