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寺がある。朝からの霧が未だ晴れず、その大きな萱屋根が坐っている彼の眼の高さに鼠色に見えている。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
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前後の文章を含んだ引用
......書院窓をとおしてぼんやり戸外を眺めていた。座敷の前、三間程の所が白壁の低い土塀で、それから下が白っぽい苔の着いた旧い石垣で路、路から更に二三間下って金剛院という寺がある。朝からの霧が未だ晴れず、その大きな萱屋根が坐っている彼の眼の高さに鼠色に見えている。 彼は未だ何か書き足りないような気がした。それよりも直子には寝耳に水で何の事か分らぬかも知れぬという不安を感じた。急に自家が恋しくなり、発作的にこんな手紙を書い......
単語の意味
晴れ(はれ)
晴れ・・・1.天気がいいこと。雨や霧などが伴わない天気。空に雲が少ない、もしくはまったく無い状態。
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
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乳色の靄が風に次第に追い払われると、
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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雨が糠ほどより降っていない
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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