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(えり子が亡くなって雄一が残った部屋)部屋中が夜の中でしんと静まって、雄一の声を聞いているようだった。この部屋もまたえり子さんの不在にとまどっているように感じ続けていた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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使われていない部屋・部屋主がなくなった部屋
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......日目覚めたら忘れてる。最近、いつもそうだった。次の日に続くものがないんだ。」 ソファにごろんとうつぶせになって雄一はそう言った後で、困ったなあ……とつぶやいた。部屋中が夜の中でしんと静まって、雄一の声を聞いているようだった。この部屋もまたえり子さんの不在にとまどっているように感じ続けていた。夜は更けて、重くのしかかる。わかち合えるものはなにもない気分にさせる。 ……私と雄一は、時折漆黒の闇の中で細いはしごの高みに登りつめて、一緒に地獄のカマをのぞき......
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向田邦子 / 大根の月「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ怒る・いかり扉(門・窓)の開閉八つ当たり・モノに当たる
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