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(朝焼け)夜のやみは暗く濃く沖のほうに追いつめられて、東の空には黎明れいめいの新しい光が雲を破り始める。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......したように打ち連れて、小気味よく風に流されて行く。その白い羽根がある瞬間には明るく、ある瞬間には暗く見えだすと、長い北国の夜もようやく明け離れて行こうとするのだ。夜のやみは暗く濃く沖のほうに追いつめられて、東の空には黎明れいめいの新しい光が雲を破り始める。物すさまじい朝焼けだ。あやまって海に落ち込んだ悪魔が、肉付きのいい右の肩だけを波の上に現わしている、その肩のような雷電峠の絶巓ぜってんをなでたりたたいたりして叢立むらだち急ぐ......
単語の意味
黎明(れいめい)
沖(おき)
朝焼け(あさやけ)
黎明・・・1.夜が終わり朝になる頃。夜明け。
2.新しく物事が始まろうとする頃。
・・・海や湖の岸から離れた所。
朝焼け・・・日の出のころ、東の空が一面に赤く染まること。雨の前兆といわれる。
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