TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夕方
(夏の夕方)鉢植の朝顔は、花弁を閉じ、既に眠りにつく準備を整えている。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夕方
夏の夜
朝顔
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......和らぐ気配はない。昼間、太陽を浴びた木々の葉が体温を発散しているからだろうか、開け放した窓から入ってくるのは風ではなく、熱気ばかりだ。ルートが学校から持ち帰った鉢植の朝顔は、花弁を閉じ、既に眠りにつく準備を整えている。中庭で一番高い青桐の幹の葉陰には、幾匹もの が羽を休めているのが見える。 発酵を終えたばかりのパン生地はとても柔らかい。いつまでもその中に指を埋めていたくなる。......
単語の意味
朝顔(あさがお)
朝顔・・・1.(「槿」とも表記)ヒルガオ科の蔓性一年草。夏の朝、じょうご形の美しい花を開く。観賞用として広く栽培され、品種が多い。
2.木槿(むくげ)の古名。
3.桔梗(ききょう)の古名。
4.トンボに似た昆虫、蜉蝣(かげろう)の古名。
5.男の小便用の便器。
2.木槿(むくげ)の古名。
3.桔梗(ききょう)の古名。
4.トンボに似た昆虫、蜉蝣(かげろう)の古名。
5.男の小便用の便器。
ここに意味を表示
夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
午後はようやく終り、夕暮の光と溶けあい、坂路の左にある大きな赤い寺の屋根がキラキラと輝いた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
ポールの影は、夕陽が沈むにつれて淡く 混沌 と、競技場の芝生の中に 滲んで行きつつあった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
まだ夕のほのかに薄紅のただようているような空
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
太陽はこのとき、ちょうどはんのきの梢 の中ほどにかかって、少し黄いろにかがやいて居 りました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
このカテゴリを全部見る
夏の夜の表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
日中の太陽の放射する炎熱を吸い込んだ山の肌は、夜になってほてりをはきだし
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
(夏の夕方)日が傾きだしても、暑さが和らぐ気配はない。昼間、太陽を浴びた木々の葉が体温を発散しているからだろうか、開け放した窓から入ってくるのは風ではなく、熱気ばかりだ。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
朝顔の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
月影が空にはりつくような夜明け
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
外に出るといつの間にか夕暮の光があかあかと照り、
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
(木の根が養分を吸う)毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆく
梶井基次郎 / 桜の樹の下には
直立した 花梗 の上に、固く身をすぼめた花冠が、音楽のように、ゆるやかに開こうとしていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
大人を見上げる子供のように、仰け反って咲いていた花
上林 暁 / 薔薇盗人「昭和文学全集〈14〉」に収録 amazon
「夏」カテゴリからランダム5
晩夏の景色をつつむ引き締まった空気
有島武郎 / 或る女
暑い陽が真上にある。道を人がだるそうに歩いていた。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
植物 の表現の一覧
夏 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ