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木材を振りかぶる姿を見て、久遠は、「賢くないなぁ」とすぐに思った。 振りかぶるということは、つまり、敵を中に入れるスペースを作ってしまうことになる。武器で突くのであればまだしも、スィングしようなんて無茶だ、と呆れた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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振りかぶる
襲う・襲いかかる・飛びかかる
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前後の文章を含んだ引用
......。身体を斜めにした。左手を前に構え、右手を後ろに引いて、軽く指を閉じる程度に拳を作っている。 金髪がすぐに響野へ飛びかかった。無鉄砲だが迫力のある攻撃だった。 木材を振りかぶる姿を見て、久遠は、「賢くないなぁ」とすぐに思った。 振りかぶるということは、つまり、敵を中に入れるスペースを作ってしまうことになる。武器で突くのであればまだしも、スィングしようなんて無茶だ、と呆れた。 案の定、響野は素早く、相手の懐に踏み込んだ。そして、腰を回転させた。右手の拳を、男の顎めがけて振り抜いている。 男がそのまま転がる。「ダウン!」久遠は高らかに......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
久遠(くおん・きゅうえん)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
久遠・・・久しく遠いこと。ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。永遠。
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(カーテンに隠れた男から突然襲われる)カーテンが音もなく広がり、目の前に迫ってきた。 悲鳴を上げるのと同時に、尋恵は胸に重い衝撃を受けて背中から倒れ込んだ。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
野村さんは私の頭の毛をつかんで畳へ放り出した。私は死んだ真似をしていようかと思った。
林芙美子 / 新版 放浪記
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綱を放たれた牛のように斬ってかかる
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
ガンと殴られて痙攣でも起こしたように、ぐっとのけぞる
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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抱き上げられたわたしは、ふいに宙に浮かされたような、心もとない感覚を味わいながら、思わず彼の首にしがみついた。
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