吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:10% 作品を確認(青空文庫)
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立ち上がる
慌てる・焦る
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......。たとえ、わずかな間でも、禄を食 んだ旧主の声を、忘れる奴があろうか」 舷 に、身を這 わせて、小障子の隙間から、中を覗いていた一角は、途端に、 「あっ、しまったッ」 弾 かれたように、突っ立った。そして、河へ飛び込もうとするのを、兵部の手が、鐺 を掴 んで、 「何で逃げる。――たとえ路傍の人間であろうと、危急を救われた礼も述べずに、姿を消すが、作法か、武士か」......
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立ち上がるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぽかっと、古沼に浮きあがった水泡のように、思いがけなく塚原義夫が立ち上った。
本庄 陸男 / 白い壁 amazon
からだを猫ののびをするように伸ばして、立ち上った。
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
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慌てる・焦るの表現・描写・類語(心が乱れるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「心が乱れる」カテゴリからランダム5
矢も楯 もたまらない。
森鴎外 / 阿部一族
私は支離滅裂だった。引き出しを開けたり閉めたり、トイレのドアを開けてみたり、花びんを倒して床をふいたりをくりかえして部屋中をうろうろ歩きまわり、結局なにも手に持っていないのに気づいた時には、さすがに少し笑って、落ち着かなくちゃ、と目を閉じた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
生まれたての小鹿が初めて立ち上がるように身を起こす
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
この街道を右に行くのか左に行くのか、そこで少し迷った。たぶん左だろうと自分の方向感覚を信じて進んでみる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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