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濃く青い空はこびを含んでいつまでも暮れなかった。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:93% 作品を確認(青空文庫)
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空・青空
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前後の文章を含んだ引用
......ゆる日比谷公園の花壇や植込の間を歩きながら、春と初夏の花が一時に蕾をつけて、冬からはまるで幕がわりのように、とみ長閑のどか貌様ぼうようを呈して来る巴里パリの春さきを想い出した。濃く青い空はこびを含んでいつまでも暮れなかった。エッフェル塔は長い長い影を、セーヌ河岸の樹帯の葉の上や、密集した建物の上へはっきりきながら、広く河波に臨んで繊細でたくましい脚を驚くほど張りひろげていた。  街を歩く......
単語の意味
含む(ふくむ)
暮れる(くれる)
含む・・・1.口の中に入れて噛んだり飲み込んだりせず、そのままの状態のこと。
2.ある気持ちを態度に示したり、なんとなくにおわす。「憂いを含んだ表情」
3.ある範囲の中にその要素が入っていること。「サービス料を含んだ値段」
暮れる・・・1.太陽が沈んで外が暗くなる。⇔明ける。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
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層となって重なり合う雲の向こうのそのまた向こうの雲の奥に、本物の太陽が見え隠れしている。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ空・青空
ぽかん、と抜けたような青空だった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
指を入れでもしたら染まるような空の青さ
塩野七生 / ロードス島攻防記 amazon
空は海一杯を映した鏡のよう
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
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(満月)まるで真珠みたい
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
灰色の雲が、神さまが置いた巨大な蓋のように頭上にかかっている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
髪束のように高い積雲が立ち
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
女の眉ほどな、月
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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