ササミはあっさりしているが、反面味わいが足りない。しかも脂がないから火を通しすぎるとパサパサになってしまう

パリッと燻製に仕上げた風味が極上

（ターザン焼き）高温の油にさらされて内部の水分が飛び気圧が上がる。油から引き上げると冷えるにしたがって追い出した空気を吸い込む過程に向かう。その微妙な瞬間をとらえて甘辛のタレにつければ、びっくりするほど肉の内部までタレがしみこむ。

蒸した鶏肉は実にホロホロと舌にやさしく、骨離れがよく食べやすい

年をとった固いトリ

明治天皇の獣肉解禁（明治五年）以来、大正、昭和の時代を経て、平成に至るまで、いろいろな獣肉を用いた西洋料理が、日本料理の中に取り入れられてきた。

肉料理のほとんどが加熱料理だが、肉の部位に適した調理法を選ぶことが大切である。肉は加熱すると６５度くらいでたんぱく質が固まり始め、風味やうま味が生まれる。しかしこれ以上加熱すると、肉は縮んで硬くなり、肉汁が流れ出て、うま味が失われ、重量も減る。

脂身がほとんどないので、健康志向の人、美容に関心のある人、ダイエット中の人には特にオススメ

山の奥地の匂いに、獣の巣の匂いが加わった、くま鍋の匂い

鶏肉と豚肉の間みたいな味でとてもおいしい