日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 春 > 晩春・初夏

TOP > 風景表現 > 夏 > 夏の空

いかにも初夏らしく澄みわたる空

この表現が分類されたカテゴリ

晩春・初夏夏の空

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

初夏（しょか・はつなつ）

初夏・・・夏の初め。陰暦4月の異名。孟夏(もうか)。首夏(しゅか)。

ここに意味を表示

晩春・初夏の表現・描写・類語（春のカテゴリ）の一覧ランダム５

目に映る何もかもが初夏のまぶしさをたたえて、勢いづいていた。人々のむきだしの腕、風に揺れる木々の緑。葉先に光る陽光、空気の匂い、何もかもがもう止まらない。

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon

それは恋によろしい若葉の六月のある夕方（ゆうがた）だった。

有島武郎 / 或る女

咲が大きなひまわりみたいな笑顔を見せた。陽の中でまぶしく、きれいな笑顔だったので、私は目を細めた。　夏がやって来るのだ。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ笑顔晩春・初夏

一雨ごとに、芒（すすき）はのびて、もう武蔵野は、夏めいてくる。

吉川英治 / 野槌の百

その雨が上がって、やっと本当の夏が来たようだった。突然、暑くて晴れた日々が始まった。以来雨は全く降らず、

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ梅雨・夏の雨晩春・初夏

このカテゴリを全部見る

夏の空の表現・描写・類語（夏のカテゴリ）の一覧ランダム５

むし暑く夏霞（なつがすみ）のたなびいた空が、息をひそめたように、家々の上をおおいかぶさった、七月のある日ざかり

芥川龍之介 / 偸盗

真っ白な入道雲が沸き立つ

麦秋（むぎあき）によくある薄曇りの日

森鴎外 / 阿部一族関連カテ曇り空・曇天夏の空

夏の勢いにあふれた、すごい青空だった。まぶしくて、そこいらじゅう光って見えた。こういう日が何日も続いて、本当の暑さがやって来る。好きな季節だ。

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ晩春・初夏夏の空

青空が目にしみるほど濃かった。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ空・青空夏の空

「春」カテゴリからランダム５

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon

ほろほろと散る墓畔の桜。

岡本かの子 / 雛妓

季節は春。木の芽は吹き、近所の野良猫は揃って妊娠し、女の子たちはブーツを脱いで白い素足にサンダルを履く。

中村うさぎ / 浪費バカ一代―ショッピングの女王〈2〉　amazon関連カテ春サンダル

「夏」カテゴリからランダム５

滝つぼの底のホタルの大群は光の澱のよう

雨の降らない日が続いた。ソバ屋とガソリン・スタンドをつなぐ畠はたけはすっかり罅ひび割れて、水気を失った玉蜀黍とうもろこしの根の間でキリギリスが乾いたくるしそうな声で喘あえいでいた。

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ夏日照り・干ばつ

つぎつぎと、絶えることなく花火が上がる。不況にあえぐこの街は、年に一度の夏祭りに、かなりの予算を使う。半分自棄のように、花火を打ち上げるのだ。

あさのあつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録　amazon

２００８年８月の暑い盛り

天地が若々しく冴え冴えしい初夏

同じカテゴリの表現一覧

春の表現の一覧　

夏の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分