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身に、眼には見えないこわばりの波が走る

黒井千次 / 春の道標　作品を確認（amazon）

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（緊張や寒さで）体が強ばる

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体が強ばる、硬直するの表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

体が棒のように硬い

石のように固くなった。

夢野久作 / あやかしの鼓関連カテ硬い感触（緊張や寒さで）体が強ばる

冷や水を浴びたように、体がすくむ

身に、眼には見えないこわばりの波が走る

黒井千次 / 春の道標　amazon

（寒さのきびしい夜で）不自然な姿勢を動かすこともできず、背中は氷の板のように冷たく硬ばっていた。

山本周五郎 / 青べか物語　amazon関連カテ寒い・冷気・凍える（緊張や寒さで）体が強ばる

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恐惶

関連カテ恐怖でためらう緊張する気持ちが窮屈・遠慮する畏まる・慎んだ態度

屠殺（とさつ）される前の不安な状態が胸を締めつける。

林芙美子 / 新版　放浪記

肉塊を鼻先で見るように切迫した息苦しさ

伊藤整 / 青春 (1960年)　amazon

恐怖はじりじりと焼けつく負の欲望だ。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

怖ける

関連カテ少し怖い怖い・恐怖

「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム５

出来心の代償として支払う、後悔と自己嫌悪

お母さんは君を抱いたまま多分無意識に、すごく身を乗り出して流れを見てたんだ。君はもう、全身が川の流れの真上にあった。

吉本ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ自傷行為自殺願望・死にたい

胸から腕までを乾布摩擦した。後がヒリヒリするくらいのこすり方だった。

本間千枝子 / 下町と山の手の間「父のいる食卓」に収録　amazon

込み上げて来る子供の様な笑い声で、何時（いつ）までもおかしそうに笑っていた。

林芙美子 / 新版　放浪記

兵助の屋敷へ来ると、彼らは、里親の所へでも来たように、勝手に風呂へはいったり、台所を手伝ったり、座敷をこしらえたりして

吉川英治 / 銀河まつり

「緊張」カテゴリからランダム５

初年兵をつつむ班の意地悪な空気はストーブのまわりで、初年兵を取りおさえてやろうとするかのように眼を動かして、つったっている三年兵たちの方から吹きつける。初年兵はそれを感じとると、いよいよその空気のなかで射すくめられ、その手も足も、動かなくなってくる。

野間宏「真空地帯（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ（恐怖や緊張で）身がすくむ・体が動かない雰囲気が悪い・重苦しい空気

乱れた髪の毛ごとに伝いて落ちるかと思うように、汗が玉をなして垂れる

長塚節 / 土　amazon

体中が水に濡れたよう

広い額と高い鼻筋が汗で油を引いたように光る

空恐ろしげに首をすくめる

関連カテ（恐怖や緊張で）身がすくむ・体が動かない恐怖を感じたときのリアクション

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