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(孤児院の)ひかり園にはいつでも、騒々しさがあふれていた。それは奇声や泣き声や乱暴な足音で構成されていて、ひかり園に宿る精霊のように、隅々にこだましていた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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騒がしい・ざわめき 孤児院
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前後の文章を含んだ引用
......に向き直って、意味の分らない英単語をノートに書き出した。さっきから段々に激しくなっている子供たちの騒々しさも、わたしたちの間に漂う透明な静けさを乱さなかった。 ひかり園にはいつでも、騒々しさがあふれていた。それは奇声や泣き声や乱暴な足音で構成されていて、ひかり園に宿る精霊のように、隅々にこだましていた。 その時、あわただしくドアをノックする音が聞こえた。わたしとレイ子が同時に返事をすると、リエを抱いたアルバイトの保母さんが入ってきた。「これからみんな連れて御本......
単語の意味
奇声(きせい)
精霊(せいれい・しょうりょう)
木霊・谺(こだま)
奇声・・・奇妙な声。その場にそぐわない、調子はずれな声。普通の人は恥ずかしくて出さないような、意図的に出す甲高い声。頓狂(とんきょう)な声。変な声。「奇」は、「普通とは違っている」さまをあらわす字。
精霊・・・1.死者の霊魂。
2.草木や動物など様々なものに宿ると考えられている、神霊。
3.精霊蜻蛉(しょうりょうとんぼ)の略。薄羽黄(うすばき)トンボ、もしくは赤トンボの別名。旧盆の精霊会(しょうりょうえ[=盂蘭盆])の頃に多く現れるのが名前の由来。「ご先祖様の使い」とする地域もある。
木霊・谺・・・1.木に宿る霊。木の精霊。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
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宿に着いた修学旅行の生徒のようにひとしきりザワつく
小林 多喜二 / 蟹工船 一九二八・三・一五 amazon
ロックコンサート並みに騒がしい
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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