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グンニャリして、ろくすっぽ口数もきかない。
吉川英治 / 醤油仏 ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......行って何をしようもない。 こんな引込思案は、左次郎の持前だった。 そうこうするうちに、日が暮れると、今日から砂利場へ出かけた連中がゾロゾロと帰って来たが、みんなグンニャリして、ろくすっぽ口数もきかない。 「おれも明日から、左次公と一緒に風邪ッぴきになるよ。もう、働くのは嫌になった」 と、誰かが、たった一度、大きな声で言ったきり、みんな脚気 のように足を伸ばして、湯......
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
僕は確実に磨耗していった。四日めには東西南北の感覚が消滅した。東の反対が南であるような気がし始めたので、僕は文房具屋で磁石を買った。磁石を手に歩きまわっていると、街はどんどん非現実的な存在へと化していった。建物は撮影所のかき割りのように見え始め、道を行く人々はボール紙をくりぬいたように平面的に見え始めた。太陽はのっぺりとした大地の片方から上り、砲丸のように天空に弧を描いて片方に沈んだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
頭の芯 が乾燥 びたような、一種名状の出来ない疲労を覚える
夢野久作 / ドグラ・マグラ
アパートに帰ると部屋は真暗だった。上り口に腰をかけると急に疲労がこみあげてきた。彼女はしばらくの間、靴もぬがず、膝を両手でかかえてじっとしていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
彼女は何かにしっかり捉まりこの苦しい疲れる衝動を制したかった。
宮本百合子 / 伸子
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トウガラシを食べたサルのような顔
灰谷 健次郎 / ひとりぼっちの動物園 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
栄子は昔の印象の通りの、どこか優雅な怠惰さをたたえていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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