日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

西日が燃えるように世界を包み始める。

よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録　ページ位置：51%　作品を確認（amazon）

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前後の文章を含んだ引用

......せているので慎重だった。この人、ひとりで運転したらけっこうめちゃくちゃにスピードを出す人なんじゃないかな、と私は想像した。夕陽が近づいているので気持ちがあせる。西日が燃えるように世界を包み始める。　ビーチのそばの駐車場に車を停めて、シートとタオルだけ持って、このへんでは唯一白い砂のビーチへと向かった。ハワイ島は火山の島なのでたいていの浜はなんとなく全てが......

単語の意味

燃える（もえる）

西日（にしび）

燃える・・・１．物に火がつく。燃焼する。
２．気持ちが高ぶる。熱中する。

西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。

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夕日・西日の表現・描写・類語（時間帯（朝・昼・夜）のカテゴリ）の一覧ランダム５

夕に近づいて弱くなった光が、部屋の四隅のしみのついた壁紙の上に溜っている。そして部屋のなかのすべてのものにほのぐらい影がついている。

野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録　amazon関連カテ夕日・西日室内に差し込む光

（西日に照らされる）広田さんの顔も金と銀が混じったようなその光に照らされていた。

よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録　amazon関連カテ夕日・西日光に照らされた顔や姿

奇蹟のように美しい夕陽を眺めていた。世界中のすべてが赤く染まっていた。僕の手から皿からテーブルから、目につくもの何から何までが赤く染まっていた。まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。