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外はじんとするほど冷たく、すぐに手とほほが凍った。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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かじかんだ手・凍えた手
寒い・冷気・凍える
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前後の文章を含んだ引用
......間隔でやってくる街灯の明かりに目を細めて地図を見ていた。「あ、次の角の所で止めて下さい。すぐに戻ってきますから。」「はいはい。」 と彼は言い、車は急停車した。 外はじんとするほど冷たく、すぐに手とほほが凍った。手袋をとり出してはめると、月明かりの坂道を、カツ丼の入ったリュックをしょって、私は上っていった。 不安な予感は的中した。 彼の泊まっている宿は、夜中に生やさしく......
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かじかんだ手・凍えた手の表現・描写・類語(手・指・爪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
寒さに手を海老 のように赤くへし曲げながら
有島武郎 / 生まれいずる悩み
手がかじかんでいる。まるで僕の手じゃないみたいだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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寒い・冷気・凍えるの表現・描写・類語(気温のカテゴリ)の一覧 ランダム5
今日は何か温かいものが食べたいものなり。
林芙美子 / 新版 放浪記
身を刺すように寒かった。
有島武郎 / 或る女
着物の上からゾクゾクと寒さが刺し込んできて、雑夫は皆唇をブシ色にして仕事をした。
小林多喜二 / 蟹工船
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流し場の床に金属に触れたような冷気がたまる
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
びりびりするような夜寒
有島武郎 / 或る女
道に出ると、涼しい空気が、顔と胸に当った。空の星もずっと多くなっている。すると今までの虚脱した気持が、少しずつふるい落ちてゆくような心になった。弛緩したものが何か冷たい風みたいなものに当って凝固してゆくような状態に似ていた。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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彼の指紋が流線形の模様になって浮き上がり
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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