(空き地)歩いたところに小さな三角形の緑地
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
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荒野・荒れた土地
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......に乗り合わせたとしても、もはや怯むことはない。まるでそこに他人などいないかのように、顔を上げている。 南森町の駅から、寺院ばかりが並ぶあたりの路を縫って十分ほど歩いたところに小さな三角形の緑地があって、いつごろからか水島と会うときはそこで落ち合うのが習慣になる。北に向かってだけ、コンクリートの擁壁に支えられた高台になっているその場所は、冷たい風の吹き......
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黒ぐろと樹木をコンモリ茂らせたその島は、まるで童話の絵本でも見るような、ある典型的な眺め
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
沖へ沖へ低く延びている 三浦半島が遠く 薄暮 の中に光った水平線から宙へ浮んで見られた。
志賀 直哉 / 真鶴「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
一連の山波が、地平から力強く伸び上がってだんだん高くなりながら
有島武郎 / 生まれいずる悩み
そこは旧い貧民街を蚕食 して、モダンな住宅が処々に建ちかかっているという土地柄だった。
岡本かの子 / 母子叙情
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