扇を倒 にした形
梶井基次郎 / 路上 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
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富士山
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前後の文章を含んだ引用
......あった。午前は雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。夕方になって陽がかなたへ傾くと、富士も丹沢山も一様の影絵を、茜 の空に写すのであった。 ――吾々 は「扇を倒 にした形」だとか「摺鉢 を伏せたような形」だとかあまり富士の形ばかりを見過ぎている。あの広い裾野を持ち、あの高さを持った富士の容積、高まりが想像でき、その実感が持てるよう......
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富士が、したたるように青いのだ
太宰 治 / 富嶽百景 amazon
扇を倒 にした形
梶井基次郎 / 路上
湖の奥には森があり、そのさらに奥には裾野が白い帯状になって広がっている。そしてその上に、のっぺりとした藍色の富士山が浮かんでいる。空の色より青みが深いが、どうかすると何かの幻のようにも見える。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
富士は雪の大悲殿だ
林芙美子 / 新版 放浪記
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
どこまでも撫 で肩 の柔かい線
岡本かの子 / 東海道五十三次
(バンコク・シンガポール)山も水も人も、すべてチョコレート色の国
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
岸壁が屏風のようにめぐる
中 勘助 / 銀の匙 amazon
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