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「いや、そりゃ心配してますよ、家族だから。……けどもう、……」と、仕舞いまで言う気力もない様子で溜息を吐いた。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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暗い、元気のない声
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前後の文章を含んだ引用
......罪にでも加担してたら、うちの旅館も終わりですよ!」 恭一は、感情的になりながらも、辛うじて怒鳴らない程度に抑制していて、最後は身振りだけを空回りさせた。そして、「いや、そりゃ心配してますよ、家族だから。……けどもう、……」と、仕舞いまで言う気力もない様子で溜息を吐いた。 それから、どういう経緯だったか、旅館で出しているすっぽん料理の自慢話がしばらく続いた。 城戸は、適当に相槌を打ちながら、「京都の老舗の……」と、せめて話を合わ......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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暗い、元気のない声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「おい」と良人は割に気軽に声を掛けた。 「何?」細君は 艶 のない声で 物憂 そうな眼を挙げた。
志賀 直哉 / 好人物の夫婦「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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「なあなあです、みきさん」 俺が言うと、「そやな」とみきさんは笑った。 はじめて使った神去弁は、やわらかく早春の空気に溶けた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
竹林をわたる風のような、いつか耳を傾けずにはおけないような、低いしゃがれ声
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
鳥がうたうような、まるみのある声音
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
落ち着いた調子をわざと人々に見せびらかせているかのように、ゆっくりした声で調子を低めて言った。強い自尊心の破片がその声の中にはあった。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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何を話しても生気がなく面倒くさそうだった
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
何となく気持ち全体が張りを失っている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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