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見渡す限りの砂だ。風紋の刻まれた砂漠は海を連想させる。けれども、遠いどこかに向かっていっせいに打ち寄せていく無数の波は、立ち上がったままの姿で死んでいる。海水のなかに 夥しい奇妙な生命がうごめいているように、砂は、内部に死滅した時間を沈めて充実している。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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......て、タクラマカン砂漠をさがす。新疆ウイグル自治区としてまとめられた章の最初のページいっぱいに、砂漠の写真が載っている。ページの上部三分の一が何もない空で、あとは見渡す限りの砂だ。風紋の刻まれた砂漠は海を連想させる。けれども、遠いどこかに向かっていっせいに打ち寄せていく無数の波は、立ち上がったままの姿で死んでいる。海水のなかに夥しい奇妙な生命がうごめいているように、砂は、内部に死滅した時間を沈めて充実している。ほんとうにこの場所を訪れることがあるのだろうか? いつか水島と一緒に? 水島の家族からも陣治からも自由になって、二人だけの蜜月を砂の海に溺れて過ごすことができる......
単語の意味
夥しい(おびただしい)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
夥しい・・・(量や数が)非常にたくさん。程度がひどい。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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乾いた砂が長靴のくるぶしまでを 捉えて、自由がきかなかった。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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