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どこからか材木を叩く音が――もともと高くもない音らしかったが、町の空へ「カーン、カーン」と反響した。
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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こだま・やまびこ・反響する
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前後の文章を含んだ引用
......って、そのあたりに幟 をたくさん立てて芝居小屋がそれと察しられるばかりである。 西日を除けて、一階も二階も三階も、西の窓すっかり日覆 をした旅館がやや近くに見えた。どこからか材木を叩く音が――もともと高くもない音らしかったが、町の空へ「カーン、カーン」と反響した。 次つぎ止まるひまなしにつくつく法師が鳴いた。「文法の語尾の変化をやっているようだな」ふとそんなに思ってみて、聞いていると不思議に興が乗って来た。「チュクチュク......
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やっと出した声が、誰もいない灰色の道路に反響して、冷えた空気を揺らした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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