(高台)足元ばかり見ていないと落っこちてしまう、まるで絶壁のようにがくん、と見降ろす景色はジェットコースターを思わせた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
見下ろした風景
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......て行った。その急な階段は古くからあり、高台のそのあたりに住む人々は、うんと遠まわりして長い坂道を下るか、その階段を降りないとにぎやかな界隈に出ることができない。足元ばかり見ていないと落っこちてしまう、まるで絶壁のようにがくん、と見降ろす景色はジェットコースターを思わせた。赤茶けた手すり、ところどころ欠けて雑草の生えた石段。足元ばかり見ていて、前から来た人に全然、気づかなかった。「時田、智明さん?」 急に真下から呼びかけられて、は......
単語の意味
景色(けしき)
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
ここに意味を表示
見下ろした風景の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
踊り場の硝子に顔を近づけ見下ろすと、車の屋根が灰色の光を照り返しながらゆっくりと流れていくのが見えた
高樹のぶ子 / その細き道(追い風) amazon
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
プロバンスの 豊饒 な自然の中に暮らしている
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
笛の音や、うちわや、潮風の風景がゆっくりと夜に映って、まるで燈籠のように流れてゆく
吉本 ばなな / TUGUMI(つぐみ) amazon
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ