氷屋の旗がびくともしない。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:70% 作品を確認(青空文庫)
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暑い・蒸し暑い
無風・風がない
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前後の文章を含んだ引用
......) 爽やかな天気だ。まばゆいばかりの緑の十二社。池のまわりを裸馬をつれた男が通っている。馬がびろうどのような汗をかいている。しいんしいんと蝉が鳴きたてている。 氷屋の旗がびくともしない。 オッカサンも私も背中に雑貨を背負って歩いている。全く暑い。東京は暑いところだ。 新宿までの電車賃をけんやくして、鳴子坂の三好野で焼団子を五串 買ってたべる。お茶......
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暑い・蒸し暑いの表現・描写・類語(気温のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ずいぶん、暑くなりました。炎天の下を歩くと靴がアスファルトにのめりこみそうです。《…略…》香椎の海岸に吹きさらされてふるえた、玄界灘の寒風が恋しいくらいです。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
たち並ぶビル群がかげろうのようにゆらゆらと歪んで見える猛暑
中島 みゆき / 泣かないで・女歌(おんなうた) amazon
粥のようにねばねばした暑熱
開高健 / 蒸暑い夜
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無風・風がないの表現・描写・類語(風のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぼくらの前には池が広がっていた。風はない。水面に落ちた木の葉は、そこにぴたりと張りつけられたみたいなかっこうで浮かんでいた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
風はなく、足許のすすきはそよとも揺れなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
空気は透明でそよりともしない。
宮本百合子 / 伸子
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わっと飛び出してくるドライヤーのような空気を押し分けて、運転席に乗り込む
原田 宗典 / 十九、二十(はたち) amazon
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