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涙腺 の緩む嬉しさ
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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喜ぶ・うれしい
泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......がいないのだから、連れてきて当然だった。しかし、虐待を咎められて家を出てきた身にしてみれば、まさか会えるとは思っていなかった。まったく期待していなかっただけに、涙腺の緩む嬉しさがあった。 もっとも、涙のほうはまどかの専売特許だ。目が合った瞬間こそどうしていいか分からない顔をしていたが、雪見が座っておいでおいでをしてやると、泣きじゃくり......
単語の意味
涙腺(るいせん)
涙腺・・・涙を分泌する腺(=器官)。眼球の上外側の位置にある。
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恋人に会いにでも行くようにいそいそと
林芙美子 / 新版 放浪記
(生まれてくる我が子を想像すること)それは不思議な喜びだった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
塩っぱい涙をくくみながら、声を挙げて泣き笑いしている
林芙美子 / 新版 放浪記
眼に湯のような涙が溢れて来た。
宇野 千代 / 色ざんげ amazon
雨のしずくかと、菊治がまた思ったほど、涙は続いて落ちた。
川端 康成 / 千羽鶴 amazon
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「嬉しくて涙が出る」の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(会えてうれしい)急に涙がこみ上げ、上れという声も出せずにその睦子を見たまま私は 嗚咽 した。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
涙ぐむほどの幸せに漬かりきる
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
愕くよりも、素直な歓びが 咽 にからみついて、ちえ子は涙を拭いながら何度も 肯いた。
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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「形容詞」 + 「嬉しさ」の表現・描写・類語一覧(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「喜び」カテゴリからランダム5
静寂はサユリの小さな呻き声によって壊された。それは、彼女のものとは思われないほど、か細い声だった。声は断続的にふわふわと現れ空中を舞った。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
笑うと目尻がゆるんで、日なたのこもれびみたいに周りが暖かく明るくなる
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
魚の跳ねるように出て行く久子
石川淳 / 普賢 amazon
彼の胸の中で溶けてしまいそうなくらい泣いた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
夜明けの寒気が彼の全身を感覚のない石のようにかたまらせていた。
坂口 安吾 / 白痴 amazon
女の顔は、噴水のように吹き上げる涙でたちまちびっしょりと濡れてしまった。
伊藤 永之介 / 鶯 (1956年) amazon
巣を乱された鳥のように跳ね起きた。
横光利一 / 日輪
「泣く」カテゴリからランダム5
こんな筈ではなかったと涙が火のように溢 れていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
両手で顔を覆って、肩を震わせた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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