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隅の方で誰か怒った声を出した。時化にとぎれて、それが片言のように聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:14% 作品を確認(青空文庫)
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小さな音・不鮮明な音
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......てみえた。――ガラ、ガラッと、ウイスキーの空瓶が二、三カ所に稲妻形に打ち当って、棚から通路に力一杯に投げ出された。皆は頭だけをその方に向けて、眼で瓶を追った。――隅の方で誰か怒った声を出した。時化にとぎれて、それが片言のように聞えた。 「日本を離れるんだど」円窓をひじぬぐっている。 「糞壺」のストーヴはブスブスくすぶってばかりいた。鮭や鱒と間違われて、「冷蔵庫」へ投げ込まれたように、その中で「生き......
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耳から少しでも意識をそらすと消えてしまいそうな、慎ましい音だった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
綿で包んだような音がかすかにしている。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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