TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > あがく・ジタバタする
(地上に揚がった鯉は)からだを横に倒しながら、尾鰭をはげしく打ちつけるようにした。(略、それは)鱗の汚れを拭い取っているように見えた。からだをマッサージしているようにもまた、時によっては、痒みを掻いているようにも見えた。
竹西 寛子 / 兵隊宿 作品を確認(amazon)
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あがく・ジタバタする
魚(風景)
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単語の意味
痒み(かゆみ)
鯉(こい)
痒み・・・自分の皮膚を掻きたいという衝動を引き起こす、不快な感覚。
鯉・・・コイ科の淡水魚。大形の鱗(うろこ)で覆われ、口には二対のヒゲがある。観賞用に改良した錦鯉は池などで飼われる。真鯉(まごい)は食用体の側面におよそ36枚の鱗が一列に並んでおり六六魚(りくりくぎょ・ろくろくぎょ)とも呼ぶ。
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白壁の並んだ肥料倉庫の広場には針のように光った干魚が山のように盛り上げてあった。
林 芙美子 / 風琴と魚の町 amazon
藻や塵芥の下を潜って影のような魚がヒラヒラ動いている。
林 芙美子 / 風琴と魚の町 amazon
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田辺 聖子 / 休暇は終った amazon
生物にして無生物のような美しい生きもの金魚
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月光に青白く光る刀のような長い魚
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画を描いている時は、自分の周りの時間だけが進んでいて、描き終わったその瞬間に過ぎ去っていた分の時間をぐんと飛び越える気がする。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
彼は停電したようにプッツリ意識を失なった。
島田 雅彦 / 聖アカヒト伝「ドンナ・アンナ (新潮文庫)」に収録 amazon
煙草の一本すら喫う時間もない忙しい最中
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
瞬きすら惜しんでダイヤルに集中した。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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