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一匹の 蠅 が、額を流れてくる汗を 舐めようとして、しつこく顔のまわりに飛んできた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:39% 作品を確認(amazon)
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蚊・ハエ
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前後の文章を含んだ引用
......しはじめた。みなが逃亡することを警戒している様子さえない。司祭が地面に腰をおろすと、周りにいる四、五人の男女が恭しく頭をさげた。 しばらくの間、彼は黙っていた。一匹の蠅が、額を流れてくる汗を舐めようとして、しつこく顔のまわりに飛んできた。その鈍い羽音に耳を傾け、あたたかい陽を背に受けていると、彼は次第に一種の快感さえ感じはじめてくる。一方では自分が遂に捕えられたのだという事が動かしがたい事実だと......
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蠅・蝿(はえ)
蠅・蝿・・・ハエ目ハエ亜目ハエ下目に属する昆虫の総称。羽は二枚で触角は太くて短い。食べ物などにたかり、伝染病を媒介する。長い口先を使って液体などを舐める。幼虫はいわゆる「うじ」。不快なもの、五月蝿(うるさ)いものの代名詞にも使われる。
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蚊・ハエの表現・描写・類語(昆虫・虫のカテゴリ)の一覧 ランダム5
腹のふくれたぐみのような蚊
島木 健作 / 生活の探求〈第1,2部〉 (1950年) amazon
そのとき、耳元で 藪蚊 の羽音がした。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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蝉がジッジジッジと鳴いた。
梶井基次郎 / 城のある町にて
油蝉が油を煮るように喧しくなき出した。
平林 たい子 / 施療室にて「こういう女・施療室にて (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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