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(少しの間眠って夜道を歩く夢を見た)夜の、十時だった。大友と別れたのが九時だから、ついさっきまであのうるさいビヤガーデンにいたのに、えらく昔のことのように感じた。二つの夜を行き来してしまったようだった。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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......影だけが頭をかすめた。 開け放した窓から風が入っていた。目覚めた時、三十分くらいしか時間がたっていないのに、世界中が妙によそよそしくなじみのないものに見えた。 夜の、十時だった。大友と別れたのが九時だから、ついさっきまであのうるさいビヤガーデンにいたのに、えらく昔のことのように感じた。二つの夜を行き来してしまったようだった。 そよそよと、汗を冷やす夏風も、はるかかなたを照らす月明かりも、暗く夏の香りがした。もうおぼえていない夢の余韻が、ものすごく豪華な淋しさで胸に満ちてきた。体中が......
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