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マスカラをぬったまつ毛が、涙にぬれて視線の先でもつれる。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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化粧・白粉をした顔
泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......好き勝手にしているんだと思っていた。でも隆大はちゃんと私を愛していて、私を苦しませるのもつらくて、でもやさしい人だから昔の恋人が困っているのを放っておけない。 マスカラをぬったまつ毛が、涙にぬれて視線の先でもつれる。背広を着た男性社員が廊下の奥からこちらに向かって歩いてくるのが見えて、泣いているのがばれないように携帯を耳にあてたまま、背中をまるめて壁側に向き直った。「わかっ......
単語の意味
視線(しせん)
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
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三色版の夕焼け空のような頬化粧
獅子 文六 / てんやわんや amazon
梶井基次郎 / 城のある町にて
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
手におえない我まま娘のようにワッと声を上げて泣いている
林芙美子 / 新版 放浪記
「ほんとだよっおっ」 体がびくんと跳ねるタイミングで、声も跳ねてしまっている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
彼女の 瞼 には涙が盛り上がり、音を立てて床に落ちる。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
顔をぐしゃぐしゃにして、赤ちゃんみたいな声をあげて泣き叫んだ
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
涙が噴きあげる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「顔」カテゴリからランダム5
目の円い頬の垂下がった福々しい顔立ちは誰が目にも腹蔵のない好い人
永井荷風 / 腕くらべ amazon
動物のような獰猛な顔をした医者
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
「化粧」カテゴリからランダム5
アスパラガスのように、ドロドロと白粉 をつけかけたまま
林芙美子 / 新版 放浪記
オーバーライン気味にリップが塗られていて、唇が桜の果実のように桜色にぽってりと膨らんでいる。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
ドギついドーラン化粧をおとすと、ゆで卵をむいたような、つるつるの《…略…》眉も何もないその顔
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
気づけば、俺は町長のネクタイをねじり上げていた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
(物陰に隠れて)石のように体を固くしていた
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
いままでたまっていた気持ちがあふれるままに泣きました。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
(赤児は)急に顔中を皺にして泣き出した。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
駅の時間表を見ていると涙がにじんで来て仕方がない。
林芙美子 / 新版 放浪記
顔中を涙でぬらしてしまった。せぐりあげても、せぐりあげても泣き声が止まない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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