(川べりの部屋)川の音は音楽だ。部屋を彩る。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
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川の音(せせらぎ)
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......よくわかってきた。大きな窓。そして川。川がこの部屋の中心だ。 ダイナミックな景観は、窓という額縁の中の生きた絵だ。船が行く。街にあかりが灯る。夕焼けが忍びよる。川の音は音楽だ。部屋を彩る。 そしてまるで盆栽のように、川のかもしだす自然の力を部屋に封じ込めたのは彼だ。その生命力を取りこみ、拮抗する力としての室内装飾を考えた。何がどうというのではなく......
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川の音(せせらぎ)の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
坂道を降り切ると、川瀬の音が一斉に立ち上ってきた
井上靖 / あすなろ物語 amazon
(川べりの恋人の部屋に泊まる)いつも川音を聞いていた。先に先に流れて行くんだよ、と言っているみたいに聞こえた。大きく、揺るぎなく聞こえて、この恋に対していつも不安だった私を安心させる子守歌だった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
石の多い川の音が円い甘さで聞こえる
川端 康成 / 雪国 amazon
どうどうと水の流れる音
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
空はよく晴れて谷川はさらさら鳴りました。
宮沢賢治 / 風の又三郎
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「音の響き」カテゴリからランダム5
からだじゅうを耳のようにしていた。
有島武郎 / 或る女
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
波音が繰り返し響いて、何かを伝えているようでもあった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
横ともなく縦ともなく川波が随意に泡だつ
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
浪打ち際へ近づくにつれ、だんだん磯臭さも強まり出した
芥川龍之介 / 蜃気楼 amazon
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