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苔 のついた日本風の庭
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
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庭・縁側・ベランダ
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前後の文章を含んだ引用
......若しやという気持から、彼は石本を訪ねる事にした。 石本は起きたばかりのところらしく、謙作は縁の籐椅子で石本の出て来るのを待っていた。少し秋めいた静かないい朝で、苔のついた日本風の庭に朝日が斜めに差していた。軒に下げられた白い文鳥がちょっと濁ったような丸味のある声でしきりと啼き立てた。「御機嫌よう」石本の六つばかりになる上の娘が長く畳んだ三......
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(夕方の縁側)日の光はずいぶん弱くなり、木々の影が長く我々の足もとにまでのびていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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縁側に立ったまま、明るい初夏の日差しのさしこむ我が家の狭い庭を眺めてみた。眺めたからといって心がなごむような庭ではない。一日のうちほんの少しの時間しか日が差さないから土はいつも黒く湿っているし、植木といっても隅の方に二株か三株ぱっとしないアジサイがあるだけだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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