TOP > 暮らしの表現 > 健康・体調・病気 > 心の病気(ノイローゼ)
(PTSD)雷鳴をテロの爆発と聞き違え、見つめられることを脅迫されているかのように錯覚してしまう、こんな滑稽な、馬鹿げた自分
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
心の病気(ノイローゼ)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、今は止め処もなく寂しさが染み出している。 自分はそして、いつまで、このバグダッドでの生活に適応してしまったままのからだを生き続けなければならないのだろうか? 雷鳴をテロの爆発と聞き違え、見つめられることを脅迫されているかのように錯覚してしまう、こんな滑稽な、馬鹿げた自分を!…… 洋子は、蒔野に会えないという自覚の中に、初めて、会いたくないという、何か羞恥心に似たものが混ざっていることを発見した。 こんな自分を見てほしくなかった......
ここに意味を表示
心の病気(ノイローゼ)の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人間のしくみはたいていとても単純でよくできている。複雑にしてしまうのは心と体がばらばらに働き、心のほうが暴走してゆく時だけだと思う。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(PTSD)バグダッドでの生活にからだが適応しすぎてしまっていたから。パリに戻ってからも日常生活に復帰できなくて、
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
帰るたびに、父の体は縮んでいく。夏の頃は僕が見舞いに訪れると母や付添婦さんの助けを借りてベッドに起き上がっていたが、今日は最初から最後まで横になったまま、落ちくぼんだ目でぼんやりと天井を見つめていた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
同じカテゴリの表現一覧
健康・体調・病気 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ