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音(声)を聞く、聞こえるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(声は)一筋のしなやかな水流となって耳の管をすり抜け、鼓膜を震わせ、(鼻と耳が交差する)秘密の洞窟の扉をノックした。闇に響く振動は長く余韻が消えなかった。
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
旦那らしきものの声は、水の壁に隔てられているかのように、ぼんやりとしか耳に入ってこない。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
吉川英治 / 銀河まつり
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遠くの音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
声は風の途切れるように切れ、また遠ざかる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
遠くの遊郭のほうから、朝寝のできる人たちが寄り集まっているらしい酔狂のさざめきだけがとぎれとぎれに風に送られて伝わって来る。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
犬がしきりに 吠える声が雑木林を通して聞えてきた
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
がさがさ笹にさわる音がして
伊藤左千夫 / 野菊の墓
胡弓の音が室内を水のように流れ
小田 岳夫 / 城外「城外・紫禁城の人―他二篇 (1957年) (角川文庫)」に収録 amazon
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