TOP > 感情表現 > 怒り

TOP > 感覚表現 > 音の響き > 静けさ・静寂


カテゴリ検索 単語の意味
四隣しりん寂寞せきばくを破る。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:8% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
怒鳴る 静けさ・静寂
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ちょいと西川さん、おい西川さんてば、用があるんだよこの人あ。牛肉を一きんすぐ持って来るんだよ。いいかい、分ったかい、牛肉の堅くないところを一斤だよ」と牛肉注文の声が四隣しりん寂寞せきばくを破る。「へん年に一遍牛肉をあつらえると思って、いやに大きな声を出しゃあがらあ。牛肉一斤が隣り近所へ自慢なんだから始末に終えねえ阿魔あまだ」と黒はあざけりながら四つ足を踏張ふんばる。吾輩......
単語の意味
寂寞(せきばく)
寂寞・・・人気がなくて、寂しい感じ。心が満たされず寂しい感じ。寂寥。
ここに意味を表示
「怒って声を上げる・怒鳴る」の表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
雷の如き蛮声を張り上げる
太宰治 / 人間失格
このカテゴリを全部見る
静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
まるで魔法のつえでひとなでされたようなしずけさ
小出 正吾 / ジンタの音「小出正吾児童文学全集 (3)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「怒り」カテゴリからランダム5
「音の響き」カテゴリからランダム5
(風呂の中で音楽を聴きながら考える)意識の半分を空っぽにして休ませ、残りの半分で考え事をした。そしてダヴィッド・オイストラフの演奏するシベリウスの音楽は、主にその空っぽの領域を通り過ぎていった。そよ風のように広く開け放たれた入り口から入り、広く開け放たれた出口から出ていった。音楽の聴き方としてはあまりほめられたものではないかもしれない。《…略…》音楽を右から左に聴き流しながら、意識の空っぽではない方の半分でとりとめもなく思考を巡らせた。そういうとき、彼は対象を限定することなくものを考えるのが好きだった。犬たちを広大な野原に放つように、意識を自由に駆けめぐらせるのだ。どこでも好きなところに行って、なんでも好きなことをしてくればいいと彼らに言って、あとは放っておく。彼自身は首まで湯につかり、目を細め、音楽を聴くともなく聴きながらぼんやりとしている。犬たちがあてもなくはねまわり、坂道を転げまわり、飽きることなく互いを追いかけ合い、リスをみつけて無益な追跡をし、泥だらけになり草だらけになり、遊び疲れて戻ってくると、牛河はその頭を撫で、また首輪をつける。その頃には音楽も終わっている。
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
怒り の表現の一覧 
怒りのレベル
少し怒る
大激怒
多くの感情は極限に達すると泣くにつながる
怒りの感覚、精神的な反応
怒りの表情、リアクション
その他の怒りの表現
次の文字を含む「怒り」の表現を検索
怒る  怒りを  怒りで        怒り  激怒    怒りが  怒りの  怒りに    
音の響き の表現の一覧 
感情表現 大カテゴリ
表現の大区分