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瓶子を摑む。持ち上げる時に、かすかな抵抗と、ベリ、という乾いた音がする。苔が根を張っていたのだ。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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苔(コケ)
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......瓶子が二つ、並んでいた。「俺たちが、運んできた酒だ……」 俺はその表面にそっと手を触れる。いつの間にかもう、寒くはなかった。「こっちが妹で」 形を確かめ、左側の瓶子を摑む。持ち上げる時に、かすかな抵抗と、ベリ、という乾いた音がする。苔が根を張っていたのだ。「こっちが、俺が持ってきたもの」 俺はその場に座り込み、目に近づけて、ライトで照らす。ぴかぴかだったはずの陶器の表面が、びっしりと苔で覆われている。ずいぶん時間......
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青苔が、庭石にも樹立ちにも、染めつけたようにベッタリ生えて
獅子 文六 / 胡椒息子「胡椒息子 (1953年) (角川文庫〈第668〉)」に収録 amazon
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