そばは手ごね機械打ち

茹でたての十割そばはキリリと角が立ち、透き通ってピカピカ。大皿の山盛りに、次々と箸が伸びる。

良質の粉に熱湯を入れて挽くといかにもそば粉らしい特有の香りが立つ。キチキチと快い音もする。

そばが、酒の友として好もしいのは、ダシ汁のつけ加減で、自分で味を濃くも淡くもできるところにある。もちろん、そばの香り、そばの味も酒によく合う。だから、酒のサカナとしては、もり、ざるか適している。

どろりとしたそばづゆに、唐辛子を浮かしてすする。

ラーメンのせいで鼻の頭がてかてかしていた。

やや色黒の細麺の量は、食事とするにはいかにも軽い

癖のあるチーズの香りが鼻を突いた。チーズとクリームの独特の臭さだ。豊潤さや不穏さが漂う。自然な物は腐る、という当たり前のことに気づかせてくれる。汗や唾液にも近く、大袈裟に言えば、生命力を感じさせた。

（天ぷらうどん）天婦羅の衣が汁に溶けてぶよぶよになったところがうまそう

スパゲティーは、つるつるしてて、歯ごたえがあって、ぴかぴかしたもの