TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夕方
水も砂も船も一いろの紅硝子 のように斜陽のいろに透き通る明るい夕暮
岡本かの子 / 河明り ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夕方
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......るように思い出されて来る。 鱧 を焼く匂 いの末に中の島公園の小松林が見渡せる大阪天満川の宿、橋を渡る下駄の音に混って、夜も昼も潺湲 の音を絶やさぬ京都四條河原の宿、水も砂も船も一いろの紅硝子 のように斜陽のいろに透き通る明るい夕暮に釣人が鯊魚 を釣っている広島太田川の宿。 水天髣髴 の間に毛筋ほどの長堤を横たえ、その上に、家五六軒だけしか対岸に見せない利根川の佐原の宿、干瓢 を干すその晒 した色......
単語の意味
斜陽(しゃよう)
砂(すな)
斜陽・・・1.夕日。夕方、西に傾いた太陽。斜めに差す夕日の光。
2.勢いのあったものが衰えること。衰退。
2.勢いのあったものが衰えること。衰退。
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
ここに意味を表示
夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夕暮れの空を背景に犬と人間が歩いていく。はるか長い旅の始まり」 「映画にありそうですよね。ロードムービー」
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
夕方だった。それぞれの家の中に青が入ってきて、電気をつけさせるころ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
太陽はもうよほど西に外 れて、十本ばかりの青いはんのきの木立の上に、少し青ざめてぎらぎら光ってかかりました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ