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(橋を渡る)人の流れは途切れがなく、あたかも一本の川みたいで、ふたつの川が、ちょうど十字形に交差しているように見えていた。道頓堀川という大きな泥溝と、 夥しい人間の群れによって作りだされている濁流との交わりだった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:44% 作品を確認(amazon)
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人通り・人の往来
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前後の文章を含んだ引用
......にひとつあるだけで、夏は蒸せかえって、風ひとつ入ってこない部屋だった。邦彦は起きあがり、ガラス窓を少し開いて、戎橋の上の人波を見やりながら、板壁に凭れていた。 人の流れは途切れがなく、あたかも一本の川みたいで、ふたつの川が、ちょうど十字形に交差しているように見えていた。道頓堀川という大きな泥溝と、夥しい人間の群れによって作りだされている濁流との交わりだった。その接点に架けられた灰色の橋の欄干には、そこを溜まり場とする若者たちが背や腹を凭せかけて、何をするともなく奇声をあげたり、通りかかった娘たちに視線を投げかけたり......
単語の意味
夥しい(おびただしい)
夥しい・・・(量や数が)非常にたくさん。程度がひどい。
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人通りが減っていた。もとからそれほど通行人のいる場所でもなかったが、それにしても少ない。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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