若草はもえだしたばかりで、かぼそい葉脈のうきでた草の葉がたとしえもなくやさしく柔らかだった
三島由紀夫 / 花ざかりの森 作品を確認(amazon)
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青葉・葉っぱ
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単語の意味
葉脈(ようみゃく)
譬へ無し(たとしえなし)
若草(わかくさ)
葉脈・・・水分や養分の通路として、葉に張り巡らされたすじ。
譬へ無し・・・たとえることができない。たとえようがない。比較するものがない。
若草・・・春になって新しく生えた草。芽を出して間のない草。
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青葉・葉っぱの表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
戦(おのの)く木の葉が灰のように白く見える
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
樹木のかれた木の葉の面は一枚一滴る雫とともに黄金のように輝いている。
永井荷風 / 歓楽 amazon
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「植物」カテゴリからランダム5
(苔は)錆のように石にこびりついて
後藤 明生 / 吉野大夫 amazon
散る古葉が、萌黄っぽい緑に悉(ことごと)くふり落され、なにか羽の抜け変った大きな鳥のようにうっそうと若やいだその樫の老樹
野上 弥生子 / 哀しき少年「野上弥生子短篇集 (岩波文庫)」に収録 amazon
ザ、ザ、ザッ――と野分のように、男女のうしろで、草が鳴った。
吉川英治 / 野槌の百
雑木林の枝が風で吹かれて何事かを囁いているよう
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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