饅頭も石のように冷たくなってしまった。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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まんじゅう全般
冷めた料理
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......末、三太は海を渡ってくる濡れた凩に背中を叩かれて、ようやく堤防を下りた。 まん中の階段を登る。ねんねこに背負ったスヌーピーもシクラメンの鉢もけっこう身に応えた。饅頭も石のように冷たくなってしまった。 ペンキを何重にも塗りたくったでこぼこのドアの前に立って、三太は身慄いをした。北川という表札を眺めながら、あいつはあのまんま、黒羽か静岡に二年と六月も落ちちまう......
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白くて、やわらかくて、無知蒙昧な、甘さのほかには何の芸もない大ふく餅
安岡 章太郎 / 質屋の女房 amazon
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歯にしみとおるように冷い
林芙美子 / 新版 放浪記
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こんな涼しげな菓子は、一千年の舌を持つ京都からでなければ生まれないだろう。
小島 政二郎 / 吟味手帳 amazon
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八百屋の店先に豆が一杯つまれる頃になる
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
都会で、テーブルについて食べてはものたらなく感じるお料理でも、大平原の中で焚火を目の前にしてたべたら、これ以上おいしく満足するたべものはないと思われる
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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