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東の夜空に花火があがった。初めに幾つかの大輪が咲いて、もうそれっきりかと思ったころ、こんどは赤や青のしだれ柳が、ひゅうひゅうと音をたてて散っていった。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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打ち上げ花火
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前後の文章を含んだ引用
......った。風の加減で、祭り囃子の音がにわかに大きく聞こえたりすると、二人は申し合わせたように立ち停まって、無言で互いの顔を窺い合った。 やっと湊橋に辿り着いたとき、東の夜空に花火があがった。初めに幾つかの大輪が咲いて、もうそれっきりかと思ったころ、こんどは赤や青のしだれ柳が、ひゅうひゅうと音をたてて散っていった。 信雄も喜一も湊橋の欄干に馬乗りになって、いつまでも花火を見つめた。川風がここちよかった。満潮はその盛りを終え、膨らんだ川面が目に見えぬ速度でしぼんでいた。信雄......
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夜空(よぞら)
夜空・・・夜の空。
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