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夢とうつつの間をぼんやりとさ迷う

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眠たい・眠気

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眠たい・眠気の表現・描写・類語（睡眠・眠る・寝るのカテゴリ）の一覧ランダム５

海綿が水を吸うように、じくじく眠りを吸収する

大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち　amazon

頭の芯まで醒めきって、眠りの気配はかけらも訪れない。

わたしは眠気が詰まって重くなった身体をもてあますように、ゆっくりと彼の向かいに坐った。

小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録　amazon

（寝室に戻る）眠さに押されて階段を上っていく

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ寝起き・目が覚める眠たい・眠気

ぶっ倒れるほど眠い

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ふとりすぎて、フトンのように寝ている小母さん。

サトウハチロー / 夢多き街「夢多き街―抒情詩と随筆 (1947年) (詩と随筆叢書〈第6冊〉)」に収録　amazon関連カテ太った体形・大きなお腹眠っている姿

二時間ほどねむって目ざめると、腹も頭もすっきりとしている。

池波正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ頭が冴える昼寝・居眠り・うたた寝

（衰弱していく老人の寝姿）あなたが眠る姿は、だんだん胎児の形に似てきています。

小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録　amazon関連カテ老人眠っている姿

スヤスヤ眠っている母の顔を何の気もなく見ますと、口を少し開（あ）いて、頬が真赤で、額が瀬戸物のように真白く透きとおっていて、不思議なくらい若く見えました。

夢野久作 / ドグラ・マグラ

マンジリとも眠れなかった。

吉川英治 / 醤油仏

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（待っていた電話でなくてがっかり）朝食の途中で電話が鳴る。どきんと跳ね上がった心臓が、番号表示で姉からだとわかった途端、倦怠感に膨れ上がって喉からはみ出てきそうになる。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテだるい・気分が重い・倦怠感がっかり・落胆する電話の音・電話が鳴る・着信

死のような倦怠

葉山嘉樹 / 海に生くる人々　amazon

年とった僧侶の姿のうしろに、黒っぽい着物を着せられたフェレイラが俯きながら歩いてくる。小柄な老僧が思い切り胸をそらせているだけに、俯いた丈高いフェレイラの恰好は余計に卑屈に見えた。まるで首に縄をつけられて無理矢理に引きずられている大きな家畜のようだった。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ媚びる・卑屈・ぺこぺこする元気のない歩き方

影のように床に張りついて生きる

一時期は彼の中に激しく息づいていた幾つかの感情も急激に色あせ、意味のない古い夢のようなものへとその形を変えていった。

村上春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録　amazon

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