日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 感覚表現 > 音の響き > 電話の音・電話が鳴る・着信

TOP > 感情表現 > 気分が晴れない・落ち込む

TOP > 感情表現 > 退屈

（待っていた電話でなくてがっかり）朝食の途中で電話が鳴る。どきんと跳ね上がった心臓が、番号表示で姉からだとわかった途端、倦怠感に膨れ上がって喉からはみ出てきそうになる。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　ページ位置：14%　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

電話の音・電話が鳴る・着信だるい・気分が重い・倦怠感がっかり・落胆する

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

......焼けるのを待っている間も、陣治のことを考えている。はらわたの奥の方がむずむずする。なぜだろう、虐待した後は決まって、ごま塩頭の陣治が小さい子供のように思える。　朝食の途中で電話が鳴る。どきんと跳ね上がった心臓が、番号表示で姉からだとわかった途端、倦怠感に膨れ上がって喉からはみ出てきそうになる。「おはよう。トンちゃん、今ちょっといいかな？」　美鈴は電話をかけてくるたびに決まって、今ちょっといいかな？　ときく。　子供のころから仲のよい姉妹だと誰からも言わ......

単語の意味

倦怠（けんたい）

倦怠・・・１．同じ物事が長く、もしくは何度も続いて、いやになる。飽きて嫌気が差すこと。
２．体や心がだるいこと。「倦怠感」

ここに意味を表示

電話の音・電話が鳴る・着信の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧ランダム５

（かかってくるはずのない元カレの電話）たとえ通じ合うことはなくても、それでも複雑な回線の末端と末端に自分と黒崎がいる、そんな感覚を持ち続けていたい

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ電話の音・電話が鳴る・着信失恋・恋人と別れる

電話のベルが十二回鳴ったが、僕は受話器をとらなかった。ベルが鳴りやんだあとも、その余韻は部屋の淡い夕闇の中にちりのように漂っていた。

村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon

（誰からも着信がない）三日ぶりに開いたのに着信もメールもゼロだった。《…略…》だるまさんがころんだで鬼になって、かなりもったいぶって、だ～る～まさ～んがこ～ろ～んだっ！　とやったのに振り向いたらだれもいなかった、みたいな心境だ。

綿矢りさ / 勝手にふるえてろ　amazon関連カテ電話の音・電話が鳴る・着信孤独・一人ぼっち

無機質な携帯電話の音が響く

関連カテ電話の音・電話が鳴る・着信

僕は二十回までベルの音を数えていたが、それからあとはあきらめて鳴るにまかせた。いつまでもそんなものを数えつづけるわけにはいかないのだ。

村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon

このカテゴリを全部見る

だるい・気分が重い・倦怠感の表現・描写・類語（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５