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涙は小さなビー玉みたいに透きとおってころころしている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......ようやく故郷に戻れたように、心底から安心する。穏やかな喜びが体に満ちてくる。ただ泣きじゃくる三葉に、俺は言う。「お前に、会いに来たんだ」 それにしても、こいつの涙は小さなビー玉みたいに透きとおってころころしている。俺は笑って続ける。「ホント、大変だったよ! お前すげえ遠くにいるから」 そう、本当に遠くに。場所も時間も違うところに。 目をぱちくりさせて、三葉は俺を見る。「え......
単語の意味
玉・珠(たま)
玉・珠・・・1.丸いもの。丸くまとめられたもの。ボール。
2.丸い宝石や真珠。
2.丸い宝石や真珠。
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
直子は急に眼を堅く閉じ、首を曲げ、息をつめて顔中を 皺 にした。そしてそれを両手で 被うと、いきなり 突伏 し、声をあげて烈しく泣き出した。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
ひとりでに涙がわくようにあふれ出て
有島武郎 / 或る女
ハンカチで顔を 覆っては泣き、両手で肩を抱いては前にかがんで泣いた。顔も結構よく見えた。彼女は顔を上げる度に、闇に立つ聖母のような清らかな表情をしていた。三日月の形にひそめた 眉 の下のその瞳には、ときおり理性の光がよぎった。その取り乱しようにもかかわらず、自分の悲しみの種類をきちんと知っているように見えていっそう痛ましさが増した。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
美しい涙を流した
林芙美子 / 新版 放浪記
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泣きそうに鼻をならし出した
梶井基次郎 / 城のある町にて
身体中の隅々から精一杯の泣き声を張り上げた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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