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体調は朝にも増して悪くなっていた。立ち上がったとたん、ひどいめまいに襲われ、 暗澹 たる気分になった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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目まい
病気・体調が悪い
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前後の文章を含んだ引用
......き声が続いた。姑の声も加わった気ぜわしいやり取りは、夕方まで断続的に尋恵の耳をかき乱した。 このまま横になっていても仕方ないと、尋恵は起きることにした。しかし、体調は朝にも増して悪くなっていた。立ち上がったとたん、ひどいめまいに襲われ、暗澹たる気分になった。訳の分からない窒息感があり、呼吸がすぐに乱れる。 これはいよいよ入院だな……冷静に判断しても、自分の身体が限界に来ているような気がした。 今日は勲も遅くはならな......
単語の意味
暗澹(あんたん)
暗澹・・・1.暗くて澹(しず[=静])かなさま。雰囲気が暗く沈んでいるさま。薄暗くてぼんやりしているさま。どんより。
2.見通しが悪く、将来に希望が見えず不安な感じ。
「澹」は訓読みで「しず(か)」と読める。
2.見通しが悪く、将来に希望が見えず不安な感じ。
「澹」は訓読みで「しず(か)」と読める。
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崖から突き落された怪我人のように、彼女はまだ視覚が定まらないで眩暈(めまい)を感じていた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
上ばかり見ていたので、急に目線を下げて立ちくらみがした。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
思いきり立ち上がると、右目と左目の真ん中あたり、頭の芯がくらっとバランスを失った。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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(気分が悪い)貧血のように、酷く気分が悪くなって、恐らく倒れたか、 蹲るかしたのだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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林芙美子 / 新版 放浪記
酒の匂いを胸の間からさせる用水兵長
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眼がぐらぐらして動けなくなった
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注意して見なければわからないぬほどの白い怪我
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
自分の体が、キルク(=コルク)が水に浮いているようで
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
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